アルミホイール修理。ブロンズアルマイトを塗装で修復

今回はアルミホイールの補修作業です。ちょうど一年くらい前にアルミホイールとタイヤを交換して18インチから19インチにインチアップして、アルミは見た目重視でリムがブロンズアルマイトという処理をしたWORKのGNOSIS GS3 [グノーシス ジーエススリー]を特注で作りました。通常のリムはアルミの地金の色ですが、ブロンズアルマイトは薬品処理で茶色っぽいメッキ色のような処理をしています。

このカラーリングは気にいっていたのですが、購入してから二週間後と10ヶ月目にガリッとやっちゃいました。今回は初回の補修に二回目の補修経験を合わせて、通常は不可能に近いブロンズアルマイトのホイールを塗装で修復するテクニックについてご紹介します。

インチアップでありがちなリムの破損


装着してからわずか二週間で、妻が擦ってくれました。( -_-)
全体的に見てもブロンズアルマイトのリムなので、アルミの地金が目立ちます。外周の三分の一ほどの範囲でガリってます。

薬品処理のため塗装は色がずれる


購入先や知り合いなどに修理の可否を聞いて調査したところ、ブロンズアルマイトは塗装ではなく、薬品処理で色を出しているので、修理しても元の色にはできないということ。
塗料で仕上げるしかないので、確実に色がずれるらしい。修理費用の相場は3万5千円くらい。
それで色がずれるくらいなら、自分で修理したほうがマシだと判断。さっそく洗って部屋に持ち込みました。

マスキング処理


まずはマスキングテープを用意します。曲面用マスキングテープを248円で購入。普通のマスキングテープは道具箱に転がっていた物を使用しました。ホイールは立体的な曲面があるので、曲面と広範囲のマスキングをこの二本で処理します。
8.5Jのホイールに225のタイヤを履かせているので、リムが露出してます。曲面用マスキングを奥までいれて貼った後に普通のマスキングで広範囲にカバーします。
パテを埋める前にガリってバリった部分を削るためのマスキングなので、このくらいで十分ですね。

リューターとペーパーで表面処理

ガリったところはアルミがささくれ立っているので、ペーパーでは面倒です。ハンドリューターで大きめのささくれをカリカリと削り取ります。

細かいささくれはペーパーで削ります。今回は320番を使いました。この後パテ埋めするのでざらつき気味の処理で十分です。

補修用に使うパテ、仕上げは模型用が最適


ホイール補修の定番、ホルツのアルミパテ。今回使った感想ですが、主材の粒が粗いと思います。
このパテだけでは十分に表面処理ができません。初回はこのパテだけで補修しましたが、明らかに不十分です。そこで後日仕上げにタミヤの模型用パテを使ってみましたが、さすがに模型用で肌理が細かく、表面処理がとてもきれいに仕上がります!
右はコーキング処理などに使うへらですが、柄がしっかりしていて、取り回しも自在なので、パテ埋め処理の必需品です。
費用はアルミパテが1,239円、タミヤのパテは600円、へらが398円でした。

パテを練るのに紙コップは最適


パテを練ります。皿を持った感じで作業できるので、紙コップの底を使うと便利です。
写真はホルツのアルミパテです。タミヤの模型用パテも同様に紙コップを使って練りました。

パテ埋め作業


へらでぺたぺたとガリ傷を埋めていきます。手早く、盛りすぎないように!未経験の人は他の物で盛り方を練習した方がいいですね。

ブロンズアルマイトに一番近い塗料を見つけた


今回一番悩んだのが塗料です。ブロンズアルマイトは元々塗装ではないため、アルミの地金の上にオレンジ系のクリアを調合して塗ったりと、実験しましたが上手くいきませんでした。
色々と塗料を探していると、ホームセンターで銅色のスプレーを発見したのですが、購入して吹き付けテストをしてみると、新品の10円玉みたな銅の色。これは色が違いすぎる。

そここで考えてみると、模型用の金属色は、元々腐食や地色を再現するために作られた色も多いため、その中に近い色があるのではないかと思い、手持ちのプラモデル用塗料の金属色から探してみると、最初はタミヤのエナメル塗料XF-28のダークコッパーが合いそうだと思ってテストしてみると、これは明るすぎました。
それから数種類を見比べて、実際に色塗りでテストした結果、アクリルカラーのX-33ブロンズが最も近い色だと判明しました。

仕上がりに影響するパテ埋め処理は慎重に


パテ乾燥には24時間くらいかけましたが、どうも粒が粗い。ホルツのパテの主材が固くて、チューブから出にくかったけど、もしかしたら古かったのかな?と思いましたが、元々そういう性質のようです。

そこで一旦600番、1000番のペーパーで仕上げた後に、二回目の補修でタミヤの模型用パテを使いましたが、これが大正解!肌理が細かくて表面処理がとてもきれいになります。
パテが乾燥したら800番、1000番のペーパーで仕上げます。

塗装用のマスキングは線を意識して入念に


塗装用にマスキングします。細いラインなので丁寧にマスキング処理しましょう。ぼかし処理を行うため、本来の塗装範囲よりも広めに塗装カ所を残しておくのがポイントです。

模型用エアブラシで塗装


アクリルカラーのX-33を模型用の塗料薄め液で溶かして、シュシュ〜っと塗装します。今回使ったのも模型用のエアブラシです。細かい噴霧なのでツキもいいですし、乾燥も早くて便利です。

ブロンズアルマとの補修完了


今回は業者に出さずに材料代にすると3,000〜4,000円以内で済みました。素人目にはまったく補修後がわからないくらい目立たなくなったので、まあ良しとします。
ブロンズアルマイトは元々塗装ではないため、光の入射角度によっても色が違って見えるのです。
補修のコツとしてはリムの一部が破損したとしても、今回のように着色する場合、全体を塗装することで、色の違和感がなくなります。
私のようにリムの外周をガリっとやった場合、外周全体を補修して塗装すると違和感なくきれいに仕上がりますよ!