水都大阪を楽しむ「落語家と行くなにわ探検クルーズ 川のゆめ咲線 」

大阪の観光でぜひおすすめしたいのがクルーズです。大阪湾や神戸などの海上クルーズも有名ですが、私がおすすめするのは大阪市内の川を巡るクルーズ。

これは大阪に住んでいるとあまりにも身近すぎて中々体験しようと思わないのですが、私も実際体験するまではその楽しさがわかりませんでした。

今住んでいる西区が湾岸沿いということもあり、数年前にたまたま大阪市の湾岸と河川をクルーズしたのですが、これが意外と面白い!

今回紹介するのは様々なクルーズの中でも、遠方から大阪に来た知人に大好評の「落語家と行くなにわ探検クルーズ 川のゆめ咲線」です。

落語家さんが案内してくれる

ツアーガイドはプロの落語家さん


なにわ探検クルーズの特徴は、何と言ってもガイドをプロの落語家さんがしているところ。大阪の名所案内を軽妙洒脱なプロのしゃべりで楽しく盛り上げてくれます。クルーズは90分ですが、道中とても楽しく飽きません。尚船内では軽食も販売されてますので、飲食も可能。ただし持ち込みは禁止ということでした。

ユニバーサルシティーポートを出発

USJ近くのホテルユニバーサルポート


ホテル前の船着き場ユニバーサルシティポート


クルーズの出発点はユニバーサルスタジオジャパンのすぐ近くにある、ホテルユニバーサルポートの前が船の乗り場になっていて、ここから所要時間90分のクルーズに出発します。

船室が水面より低くなる船

橋下と水面が狭いため背の低い船になっている


昔から大阪の川を航行する船の船体がものすごく薄っぺらいのは知っていましたが、単なるデザインだと思っていたのです。しかし船体が薄く作られているのは、大阪の川に架かる橋の下は地盤沈下などでものすごく狭くなっていて、船体を薄くしないとくぐり抜けられないからなのです。余談ですが、私の働いているオフィスのすぐ近くには大阪で水面と橋の間が一番狭い橋があります。船の中で床に伏せないと橋の下をくぐれないほどです。

船室から外を見ると水面が視線の真横になる。それほど船体が低く作られているのです


このクルーズ船も窓が開閉するのですが、実際には窓が動いているのではなく、船体が沈んだり浮かんだりして船体の高さを調整することで窓が開閉するそうです。そのため、船室の床は水面より低くなっています。

川面と橋の間ギリギリで船が通過する堂島大橋

この航路中で水面から橋までの間が一番狭い堂島大橋


クルーズ中一番水面と橋下との間が狭いのが、堂島大橋です。写真を見てわかると思いますが、水面と橋下の隙間は60〜80センチくらいしかありません。

最もくぐりにくい大江橋

橋の下がアーチ状になっていて、船が通れる隙間が一番狭い。ゆっくりゆっくり通過していました。


次の難関大江橋は橋下がアーチ状になっていて、橋の中央部のごく限られた隙間をくぐり抜けるようにしないと、船が橋の下を擦ってしまうそうです。実際に橋の下には擦り跡が何カ所かあります。

相場師の寄付で建てられた中央公会堂

大阪の歴史的建造物中央公会堂。


大阪のシンボルになっている歴史的な建造物が中央公会堂ですが、実はこの建物、明治時代の相場師で、大富豪でもあった岩本栄之助の寄付によって建てられたそうです。
当時の額にして100万円、今の貨幣価値だと何と80億円くらいになるそうです。そんな大金をポンと寄付するとはすごい!
昔、大阪堂島から世界に先駆けて先物取引が始まり、商都大阪と言われたのもうなずけますね。

パナマ運河みたいな水位調整カ所があった!

世界的な貿易航路として知られているパナマ運河はその航路の水位差も世界一で、航路の水位を調整するための水門がいくつか設置されていますが、何と大阪市内にも水位調整の水門があるのです。
大阪市内を流れる川も水位差がありますが、元々あった流れる川に加えて、人工的に造成された堀があり、その水位調整のためにこうして水門を作り、船の航行時に水位調整しているそうです。
クルーズで体験するまで、こんな水門があることは全く知りませんでした。

ビルに挟まれた川に突如水門が現れて船が停止する


船が停止した時の水位。中央の四角い穴を基準に次の写真と比べてみてください。


大きなアームが動き始め、船の後方の水中から塞き止めが上がってくる。


塞き止めが上がると同時に水が抜かれて水位が下がる

大阪名物道頓堀の戎橋とグリコの看板

道頓堀の新名所。観覧車があるのはドンキホーテ。


リニューアルされた戎橋。橋の下には以前の戎橋のミニチュアが再現されている


大阪と言えばグリコの看板


大阪と言えば全国的にも有名な景観は、やはりミナミ(心斎橋とかなんば地域をミナミと言う)の戎橋(私が若い時は俗称ひっかけ橋と言った)とそのすぐ横にるグリコの看板でしょう。
私も若い頃はよくこの界隈を俳諧していました。ここ数年で戎橋の架かる道頓堀が整備され、遊歩道もできました。戎橋もリニューアルして昔とは随分景観も変わりましたが、今でも多くの観光客が訪れています。

地元にいると当たり前すぎて、あまり行かない観光地や観光コースも、川をクルーズしながら改めて見てみると面白いものです。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(R)