iPhone4実機レビュー

iPhone4を入手
韓国から帰国して、次の日に、早速iPhone4を引き取りに行きました。実は帰国直後に高熱が出てしまい、意識朦朧でしたが、早く触ってみたかったので、フラフラしながらソフトバンクに出向きました。

早速手にしたiPhone4。写真では見ていましたが、やはり薄い!両面ガラスで重厚感とラグジュアリー感はピカイチです。iPhone3GやiPhone3GSまでとは明らかに異なるデザインコンセプトと質感は、他のスマートフォンを圧倒しています。
私は実際にGoogleのネクサスワンやドコモのエクスペリアなども実機検証した経験がありますが、その時は正直iPhone3GSが霞んで見えました。解像度も高く、動きも速いアンドロイド端末の登場で、iPhone危うしと思っていましたが、さすがはアップル、iPhone4でまたグッとアンドロイド勢を引き離した感じですね。iPhone4を手にした瞬間、スティーブ・ジョブスが「どうよ?」と言ってる姿を想像しました。

iPhone4を手にした時、私の頭の中でこんな光景が見えました(笑)

iPhone4を手にした時、私の頭の中でこんな光景が見えました(笑)

ちょっとしたハプニング
早速iTunesで同期させ、動作を確認使用とロックを解除すると、アプリのアイコンがバラバラに!せっかく用途別に整理しておいたのに…

iOS4の新機能で使い勝手も大幅に向上
まあ、どうせ追加のアプリも入れようと思っていたし、iOS4で可能になったフォルダも使ってアプリを整理し直すことに。すでに入れているアプリは120個を越えているので、ページが増えすぎて困っていたところでした。
それに3GSの時、iOS4にアップデートしてもマルチタスクをあまり実感出来なかったけど、フォルダと併用するするとその便利さがよくわかります。アプリの起動と切り替えが、今までになく素早く出来るようになり、操作性が大幅に向上しました。

フォルダすっきり整理してアプリは4ページに収まった。

フォルダすっきり整理してアプリは4ページに収まった。

フォルダを開くと用途別にまとめたアプリに素早くアクセス出来て便利。

フォルダを開くと用途別にまとめたアプリに素早くアクセス出来て便利。

ロック中の画面と、ホーム画面にそれぞれ壁紙を設定出来るようになったのも、iOS4新機能の一つ。 iPadもそうですが、他人のものと間違えないように、私は会社のロゴを設定している。

ロック中の画面と、ホーム画面にそれぞれ壁紙を設定出来るようになったのも、iOS4新機能の一つ。 iPadもそうですが、他人のものと間違えないように、私は会社のロゴを設定している。

トラブル発生カレンダーが同期していない!
アプリの整理が終わったところで、カレンダーを確認してみました。するとなぜか白紙状態。???
私の場合iCalとGoogleカレンダーをExchangeで同期させ、社内のスタッフ全てのスケジュールを確認出来るようにしているのですが、どうやら3GSからの設定を引き継いでいないようです。
iPhoneでは様々なアカウント追加して、メールやカレンダー、連絡先を同期させることができて便利ですが、この設定を一からやり直すのはちょっと面倒ですね。

またまたトラブル。メール設定でパスワードが同期していない!
それからすぐに気がついたのですが、メールの受信が出来ていない。????
友人からSMSが入り、携帯にメールしたけど読めてないの?とのこと。3GSの時にもiOS4にアップデートしてから、メール本文が白紙になるという現象があったので、またか、と思って確認すると、メール設定は引き継いでいるものの、パスワードが空欄になったまま。
Gmailや仕事用のアドレスはすぐにパスワードがわかりますが、私はほとんどソフトバンクのアドレスを使っていないため、パスワードがわからなくなって焦りました。
一応アカウント管理ファイルに記録しておいたので、何とかなりましたが…。

アルミノケイ酸ガラスは高強度で指紋汚れが付きにくい

iPhone4のハード的な特徴の一つに、前面、背面とも採用されたアルミノケイ酸ガラスがありますが、これは本体デザインや質感の向上だけでなく、前代までのiPhoneの問題点でもあった、衝撃に弱いという欠点を大幅に改善しています。

前代までのiPhoneは前面がガラスで、シルバーのエッジングがあり、側面から背面はラウンド形状のプラスチックでした。

シンプルで個性的なデザインと形状には定評があったものの、物にぶつけたり、落下させてしまって、前面ガラスが割れたり、側面や背面に大きな傷を付けてしまった人を何人も見ています。
これにはラウンド形状の不安定な面、ツルツルと滑りやすい、ストラップレスといった要因が大きく影響していたと思われます。

iPhone4は見た目の美しさだけでなく、プラスチックの30倍の強度と20倍の剛性を持つアルミノケイ酸ガラスをボディー表面とすることで高強度を実現しています。
本質的な改善とデザイン性の両立。この辺に、アップルらしい製品コンセプトと、スティーブ・ジョブスのデザイン、美に対するこだわりを感じます。

IMG_5420

デザインが大幅に変わったが、強度にも配慮した改善をきちんと行っているところはさすがアップルだ。

デザインが大幅に変わったが、強度にも配慮した改善をきちんと行っているところはさすがアップルだ。

また、iPhoneに限らず、ほとんどの操作をタッチスクリーンで行う、スマートフォン特有の欠点というか、問題の一つに画面にベタベタと指紋汚れが付き、それがイヤでスマートフォンを使わないという人もいました。(私の周囲にも3人くらいいる)

私も最初はこの汚れがイヤで、画面を四六時中拭いてましたが、これはどうしようもないし、ガラス面に保護フィルムを貼ったりしていました。
それがあるとき友人に「フィルムを貼ると逆に汚れが目立つし、フィルム自体に傷が付きやすいので本末転倒やで」と言われ、なるほどそうかと思いました。

それで最初に買った3Gではガラス面のまま使ってましたが、やはり汚れがひどい。
ところがiPhone4のアルミノケイ酸ガラスには両面に耐指紋性撥油コーティングが施されており、使ってみるとそれがすぐに実感出来ます。本当に指紋汚れが付きにくく、目立たないのです。
これはすごい改善だと思います。

スイッチも操作しやすくなった
iPhone3GSまでは、ラウンド形状という事もありますが、スイッチが薄く、一体型で、
これが以外と使いにくいと思っていました(iPadもボリュームスイッチ使いにくいです)

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iPhone4ではソリッドなスクエア形状ではなく、四方角丸で、側面が一段厚くなっており、フラットになったために、スイッチも操作しやすい大きさと形状になりました。
ボリュームスイッチは特に多用するので独立している方が使いやすいです。+と-の彫り込みもあるので、視認性もよく、操作に不慣れな人でも直感的にスイッチの役割がわかります。
細かい部分ですが、ここは個人的にポイントの高いハード面での改善点です。

IMG_5429

高解像度はすぐに実感。画面も明るくキレイになった
iPhone3GSが解像度480×320pixに対して、iPhone4では960×640pixなので4倍の解像度となり、その高精細さは3GSと比較するとはっきりと違いがわかります。
アイコンがとてもリアルに見えるようになったし、コントラストも向上して3GSの4倍となる、800:1まで高くなっているので、文字の可読性が非常に良くなりました。また、日中屋外で太陽光の下でも画面の見やすさが大幅に向上しています。
写真やwebも色再現がよく、細かいところまで描写するので立体感があります。これには新型の液晶パネルも貢献していて、ピクセルが非常に小さいため、ジャギーも全く言っていいほどありません。
高解像度化の他にも、iPadでも採用されているIPSテクノロジーが採用され、広視野角となったことで、正面からでなくても画面が見やすくなったのも機能面での向上としてはポイントが高いです。

以前Googleのネクサスワンを検証したとき、その解像度の高さにiPhoneが本当に霞んで見えたのですが今回iPhone4ではネクサスワンをはるかに上回る高解像度を実現してくれました。これはうれしい限りです。(ちなみにネクサスワンの解像度は800×480pix)

画面の実寸比較
スクリーンショットで見ても分かる通り、iPhone4はiPhone3GSの4倍の解像度となり、アイコンのエッジ部分や細かな部分まで描写性能が向上しています。
小さな文字も見やすくなり、ハイライトとシャドウのコントラストが大きく異なるのが一目でわかると思います。

iPhone4

iPhone4

iPhone3GS

iPhone3GS

カメラが格段に使いやすく性能も向上。小型デジカメ代わりに十分実用できる
iPhoneユーザーの誰も思っていたに違いないのが、貧弱なカメラの性能と機能ではないでしょうか。iOS4の登場で、3GSでもデジタルズームが使えるようになり、周囲のユーザーからは「やっとか〜」という声が聞こえてましたが、それでも低解像度、低画素、フラッシュなし、ノイズが多いなど、いわゆるガラパゴス携帯や小型デジカメに及ぶ物ではなく、なんだかオマケみたいな機能でした。実際、私もiPhoneでカメラを使う機会はほとんど無く、緊急時にしか使ってませんでした。

iPhone4ではカメラも本気でチューンアップされ、画素数は5メガピクセルとなり、裏面照射型のCMOSが採用されて、高感度となって、ノイズも少なくなっています。この裏面照射型CMOSは小型デジカメにもよく使われている物で、その性能の良さが撮影してみるとよくわかります。
低ノイズはもちろんですが、ダイナミックレンジが広くなったのもうれしいところで、これからは小型デジカメがなくても実用出来そうです。

カメラでは性能以上に機能的な二つの大きな改善があり、一つはインカメラの搭載、もう一つはLEDフラッシュが付いた事が上げられますが、その操作もすごく簡単です。
まず下の写真のようにカメラを起動すると、3GSにはなかった二つのインタフェースがあります。

写真の右上がフラッシュのモード切替で、オフ、自動、オンと表示されていますが、通常は選択した状態の一つが表示されます。
右下がメインカメラとインカメラの切り替えで、タップする毎に切り替わります。
左のバーはiOS4で可能になった、デジタルズームで、これだけの基本機能が搭載されると十分実用出来ます。特にインカメラは鏡代わりにも使えて、女性にはうれしい機能かもしれません。自分撮りも簡単です。

ちなみにフラッシュとカメラ切り替えのインタフェースは本体の向きを変えるとそれに合わせて縦横と回転して、視認性の良さも抜群です。

kyaputya

ビデオも大幅にチューンアップ。HD画質で編集も出来る。
カメラの機能で外せないのがビデオですが、これも、iPhone4ではHDサイズになって、もちろんフラッシュを使って暗いところでも撮影できるようになりました。
それから、これはまだ試してないのですが、iMovieをインストールして、ビデオ編集が出来るというところが特に注目すべき点ですね。しかもアプリはたったの600円!これは安いです。ビックリです。

写真以外に、ビデオも昔から仕事としても個人的にも好きで、日頃から家族を撮影したり、それを編集したりしていましたが、撮影も編集も共有もiPhone一台あればできる時代です。
部屋一杯の編集システム時代から、ビデオに関わっていた自分としては今回の機能の中でも特に気に入っています。
これからは、webとiPhoneで、パーソナルブロードキャストが、ごく当たり前になると思います。