Google携帯Nexus One(ネクサスワン)実機検証してみました

昨日TwitterでEC studioの山本さんが、「これがGoogleの新携帯ネクサスワンだ! http://twitpic.com/yvfpa 」というつぶやきをしました。私は早速、触ってみたい!とリプライをしたところ、ちょうど当日開催だった大阪IT飲み会に実機を持ってきてくれました。

ネクサスワンは1月5日に販売をはじめたばかりですが、もう実機を手に入れるとは、さすが山本さん。

端末価格は530ドル、決して安いとは言えない本体価格です。更にNTTドコモのプランで使った場合は月額1万円以上は掛かるらしく、実用するには敷居が高い感じもします。

山本さんのネクサスワンにもまだSIMカードは入っていない状態でしたが、SIMを入れなくてもWi-Fiで電話以外は機能するので実機検証には問題ありません。もうほとんど電話はおまけみたいなものですね。

今後はiPhoneとのシェア争いが予想され、スマートフォンのスタンダードになるかもしれないAndroid携帯の大本命ということで、ネクサスワンには興味津々です。

ネクサスワンはまさにスマートフォン。メンテナンス性はも抜群

ネクサスワンの厚さは11.5mmで、iPhone 3GSが12.3mmなのでネクサスワンが0.8mm薄く、重量はネクサスワンが130gでiPhoneが135gで5g軽いということです。あまり差がないように思いますが、実際に両方を手に取るとネクサスワンの薄さが際立ちます。スマートなフォルムは手にした感触も実際より軽い印象を受けます。かっこいいと思っていたiPhoneがスマートに見えない…。

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iPhoneとネクサスワン

手にすると馴染みやすさが実感できるデザイン

手にすると馴染みやすさが実感できるデザイン

裏面にはGoogleのロゴが。個の部分がフタになっている

裏面にはGoogleのロゴが。個の部分がフタになっている


ネクサスワンの構造とインタフェース

iPhoneと決定的に違うのが、バッテリーを取り外し可能で、本体の裏ブタを外すと、かなり大きなサイズのバッテリーが確認できます。バッテリーの他にマイクロSDカードも取り替え可能で、32GBまで拡張出来るそうです。このあたりのメンテナンス性や拡張性は自由度があって、使いやすさを感じます。
iPhoneはバッテリーのもちが悪くて、外出時にはエマージェンシーバッテリーを持ち歩くのが必須になっているので、本体のバッテリーを交換できるネクサスワンの構造は見習ってほしいところ。ただ、ネクサスワンも消費電力がかなり大きいようで、充電した予備バッテリーは必須。消費電力については今後の改善課題でしょう。

フタを外すと大きなバッテリーがある。メカ丸見え状態

フタを外すと大きなバッテリーがある。メカ丸見え状態

機能的なデザイン。操作はパソコンに近いイメージ

機能的なデザイン。操作はパソコンに近いイメージ

操作部分ですが、iPhoneの基本操作がホームボタンとタッチスクリーンであるのに比べて、ネクサスワンにはスクリーン下部に4個ボタンがあり、左から「戻る」「メニュー」「ホーム」「検索」となっています。更にトラックボールがあり、操作性はいわゆる携帯ともiPhoneとも違い、ノートパソコンに近い印象で、マニュアルなしでも使い方がすぐに理解できました。ただ物理的に4個のボタンに機能が割り当てられているのが、スマートフォンらしくないなあというのが個人的な感想です。
一番すごいと思ったのはiPhoneとは比べものにならないタッチスクリーンのスペック。ネクサスワンのスクリーンは非常に明るく、反応が早くて使いやすい!
iPhoneが480×320に対してネクサスワンは480 x 800という大きな画面、この広さでGoogleを見てると本当にパソコンをいじっているような感じで、この画面サイズも操作性の良さに貢献しています。表示の拡大縮小はスクリーンをダブルクリック(iPhoneで言うタップ)する方式ですが、この動作も速くて軽快です、まったくストレスを感じません。ピンチ(スクリーンをつまむ操作)できるか試してみましたが無理でした。ピンチはAppleの特許なのでしょうか?
文字入力はiPhoneと同じようにスクリーンに表示されるキーボードから行うわけですが、これがiPhoneに比べて格段に入力しやすい!iPhoneだと小さなアルファベットをタッチするときに、よく誤打してしまうのですが、表示されるキーボードの大きさがほぼ同じくらいなのに、誤打する事なくサクサク入力できるインタフェースの良さ。
そして一番感心したのが音声入力の質の高さ!Googleで検索する時も音声入力できるので、キーボードいらずです。試しに色々と単語を音声入力してみましたが、かなりの精度で認識します。カタカナや漢字まで自動的に変換するので、たまに意味不明な入力になったりしますが、EC studioの山本さんの名前で入力すると「山本敏行」と漢字まで正確に変換されて入力出来ました。これはすごすぎです!

ネクサスワンのアプリケーション

アプリはiPhoneのようにスクリーンに整列してますが、iPhoneに比べて間隔が広いので整然とした印象です。デフォルトかどうか確認はしていませんが、表示で見る限りでは、Facebook、Gmail、amazon MP3 store、Youtube、カレンダー、ブラウザなど、まさにパソコンと同じようなコンテンツが揃っています。
アプリもパソコンと親和性が高いので、iPhoneでは面倒なコンバートやシンクロもネクサスワンでは解消されているのではないかと思います。
でも私はiPhoneが好き!

後発機種なだけあって、構造も機能も秀逸でサクサク使えそうなネクサスワン。Apple vs Googleのスマートフォン対決は、昔のパソコン対決Apple vs IBMみたいな構図で、今後どちらがスタンダードになっていくのかが気になり楽しみでもあります。
電話から始まった機能拡張の結果、ガラパゴス携帯といわれる日本独自の端末と機能、そしてiPhoneやネクサスワンというスマートフォン。パソコンの時もNECのPCとIBM互換機、Macという三つどもえの図式がありましたが、結局残ったのはアメリカ勢だったように、ガラパゴス携帯は近い将来スマートフォンのアメリカ勢に淘汰されていくのでしょうか、この問題も気になりますね。

通話してるとこんな感じですね。

通話してるとこんな感じですね。

ただ私はMacの人間的なインタフェースやアプリ、デザインが大好きなので、今後もなくならない限りはMacとiPhoneを使い続けると思います。でもMacだけでは処理できないこともあるので、windowsマシンも併用しているし、もしかしたらガラパゴス携帯とiPhoneとネクサスワンを併用する可能性も無きにしろあらずです。